谷川岳に登る

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10/19

夜8時40分頃出発した。R125から294を経てR50をずっと西進し前橋ICから関越にのった。下牧PAでP泊する事にした。夜空には星がいっぱいある。ライトが煌々と照ってなければなかなか楽しいだろうに・・とても広い。トイレしかない。大型、小型と一応しきりがあるので今回はトラックが側にいないのでよかった。なんだか寒い夜だった。

9/22

朝6時に目を覚まし、水上ICでおりてR291を走る。天気はいい。快晴だ。で、ふと気がついて愕然とした。帽子持ってくるの忘れた・・今日は雲一つない快晴。紫外線バリバリだろう。あわててコンビニがあったので駆け込むが、当然売ってない。大丈夫だろうかと少し不安がよぎりながらも昼食用におにぎりと水を買った。道の駅水紀行館によった。ここで泊まってもよかったかな。駐車場も舗装はされてないが広くて静かだったかも。

ロープウェイ駅ロープウェイ乗り場の側に大きな立体駐車場(一日500円)があり、ここに車を止めて谷川岳を目指すことになる。もう人も車も結構ある。ちょっと驚いた。食堂や土産屋もある。スポーツショップみたいな店もあり帽子も売っていた。でも、時間が早すぎてやってない・・帽子はあきらめることにして、ロープウェイ乗り場まで少し上った。往復切符(1900円)を買って並ぶ。

ロープウェイ8人乗りのゴンドラに順番に乗る。どんどんゴンドラはくるので待てばよかったんだが、カップルと乗る羽目になってしまった。なんだか気まずい。係りの人に頼んで次のに一人でのればよかった・・どうせまだ人は少ないんだから・・

終点からさらにリフト(片道400円)に乗ってさらに上に行く。ずっと向こうに谷川岳が見える。うーん、あそこまで歩くのか・・

谷川岳

 

ガレ場?歩いてみると結構人が多い。最初の小屋のあたりまでは周りも木で覆われてるしとくに問題なく歩けた。小屋で一休みし、さてこれからが本番かな、と気合いを入れるがすぐ挫けそうになった。急に登りがきつくなって、こういうところをガレ場というのだろうか、むき出しの岩をよじ登るような道になったからだ。

このあたりから周りは木が無くなり始め視界がよくなると同時に怖さが数倍増だ。細い尾根道を歩く、右も左も急な斜面。友達に高所恐怖症のやつがいるが、これは一緒にこれないなと思った。僕もちょっとその気があるんだが、はっきり言って怖かった。その場で体をくるりと回転させて後ろを振り向こうとしても体がこわばってカチコチだ。ちょっと久しぶりに緊張してしまった。

日頃の運動不足のせいでへとへとになりながら上った。もう、後ろから次々来るので脇の寄っては先に行かせ、止まっては先に行かせといっぱい抜かされていった。

山頂一歩手前山頂付近  その拡大図左の写真の赤い丸のあたりこのあたりまで来るとひざの裏の両端が、登るたびに切れるようにいたくなり始める。運動不足を実感してしまう。このあたりまで約3時間。よくきたもんだ。景色も大したもんだが、この登山道を造った人たちもえらい大したもんだ。登りやすくするための木材なんかは、ここまでどうやって運んだのだろう?ヘリ?それともやっぱり担いで?感心しながら登ってしまった。

やっと山頂、最初がトマの耳。
トマの耳山頂 トマの耳山頂真中あたりに富士山が写ってるはず何だが・・

その向こうが、オキの耳。
オキの耳山頂  オキの耳山頂トマの耳より

山頂は当たり前だが、狭くしかも人がいっぱい。さすがに2000mあると下を身を乗り出して覗こうとすると寒気が走る。もちろん、見てはいない。このトマとオキの間がまた怖い。細い尾根を通っていくんだが、こここそ本当に振りかえれない。なんか体を回転させると落ちちゃいそうで・・ためしにジャンプしてみようかと思ったんだが、思っただけで止めた。地面から足を浮かせられなかったしね。

しばらく山頂からの景色を味わった後降りることにした。登りよりも下りの方がつらいかもしれない。体も疲れてるし、膝もがくがく。何回かずずっとすべった。それでも日頃見られないような景色を見るのはいいものだ。なかなか楽しかった。残念だったのは、思ったよりも紅葉がいまいちだったこと。時期を間違えたかな?

帰りはロープウェイ乗り場まで歩いて下りた。着いてみてびっくり。ロープウェイに乗る帰り客が長蛇の列。最後尾に並ぶと1時間待ちといわれた。仕方ないので待っていた。ふと向こうを見るとリフトで少し上に行けるようだったのでちょっと見に行った。その間に人も減るだろうと思って。

一通り見てリフトを降りるとなんて骨体。列はさらに長くなってしまっていた。もはやあきらめ、ずっと並んでいた。1時間以上並んでやっとのることができた。ロープウェイに乗って下を見ると歩いてる人が結構いる。終点近くでは並んでいるときに歩いて下りていったグループがいた。今度来ることがあったら次は歩いて下りようと思う。登山すること往復6時間。疲れたが、なかなか楽しい一日だった。

僕にとって往復6時間近い本格的な山登りというのは初めてだった。何に驚いたって人の多さには驚いた。もう、登山道は人で埋まっている。最初の避難小屋のあたりから双眼鏡で山をみるとびっちり人がいる。ほんとびっくりした。まあ、僕みたいな初心者にとっては結構心強いのかもしれないけど・・

しかし、まあ、なかなか面白かった。今度は紅葉真っ盛りの時に来たい。

で、朝、帽子を忘れて心配していたが、家に帰って鏡を見てびっくり。首から上が、見事に真っ赤っか。次の日会社でおまい、なにしてたんだ?と聞かれたのは言うまでもない。一つ、お利口になった。帽子忘るべからず。

(終)


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